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高校時代の仲間たちと

2025.10.08

私のこと

第2回:津山高校の日々と医師を志すまで(高校時代)

2001年の春、津山高校の門を叩きました。

津山高校には市内外から優秀な生徒が集まり、最初はその空気に圧倒されていましたが、「高校からは本気で勉強しよう」と中学校とは人が違ったように机に向かいました。

 

とはいえ、生意気なところも多くて、大人や先生に迷惑ばかりかけていた気がします。思春期まっただ中だったんでしょうね。

今でもあの頃お世話になった先生方には、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

 

部活や学園祭とか、いわゆる青春みたいなこととは縁遠く、あまのじゃくな性格だったので、むしろそういうのは嫌いですみたいな、笑ってしまうほどひねくれた高校生だったように思います。

身の丈に合ってない難しい本を読んで、自分は大人だと満足させていました。

今思い返すと、もっと素直に高校生活を過ごせばよかったと思っています。

 

また、高校生の頃は、将来のことや進路のこと、悩みはつきませんでした。

でも、そんな中で私を支えてくれたのが、友人たちです。

 

中学生時代の同級生とはずっと仲が良くて、高校は違ってもよく集まって遊んでいました。

誰が言い出したのか、そんなみんなと放課後に集まってサッカーチームを作り、練習を重ねて、ときどき高校生チームとも試合をしました。

卒業前にある高校のサッカー部と試合して勝ったこともあります。

 

サッカーも好きだったのですが、みんなで集まると楽しい、楽しいからやる、勝ち負けはそのあと、そういう自由な雰囲気が好きでした。

先が見えない中でも、友人たちとの何気ない時間や笑い合った瞬間は、今でも心に残っています。

勉強や受験だけでなく、人として成長する時間が、確かにそこにあったと思います。

 

高校3年生のある日、大切な友人が亡くなりました。

今まで当たり前のように近くにいて、これからも近くにいると思っていた友人がこの世から突然いなくなる、正直信じたくない、命の儚さと尊さを知った瞬間でした。

 

その出来事がきっかけで、私は「医師になる」と決意しました。

 

それまでは、“祖父も父も医者だから”くらいにしか考えていませんでした。

ただ、命を救うという医療の重さと意義、そして身の回りに医療があることの大切さを実感し、まだまだ未熟で、自信もなかったけれど、「人の役に立ちたい」と心から思いました。

 

高校時代は、悩みながらも自分と向き合い続けた時間でした。

友人との出会いや別れ、努力の毎日、そして医師という道への第一歩。

津山でのこの時間がなければ、今の私はありません。

この経験が、今の私の原点です。

 

私を育ててくれた、津山に、家族や友人たちに、心から感謝を伝えたいです。

 

 

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