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大学時代の友人たちと

2025.10.09

私のこと

第3回:島根大学での出会いと気づき

2004年の春、私は島根大学医学部に進学しました。

県外に出るのは初めてで、少し心細さを感じながらのスタートでした。

 

大学のある出雲市、松江市は自然に囲まれた素晴らしいまちで、日本海から吹く風の強さと自然の厳しさの反面、人がとても優しく、私にとって第二の故郷になりました。今でも大好きな場所です。

 

医学部での学びは、想像以上に大変でした。

座学に加えて、実習、レポート、テストの連続。その準備のために徹夜することもありました。

でも、そのぶん「人の命を預かる」ことの重みが、少しずつ自分の中に刻まれていったように思います。

 

大学時代に強く感じたのは、自分が決して特別な存在ではないということ。

それまで私は『努力すれば何とかなる』と信じていました。

でも、現実には努力だけではどうにもならないこともある。

だからこそ、自分なりに工夫して、一歩ずつ前に進んでいくことの大切さを学びました。

 

ある日、大学の図書館で夜中に勉強している中でふと気づいたことがありました。

それは、医学の世界においてもまだわかっていないことの方が多い、ということでした。

 

「教科書に書いてあることは、10年以上前に誰かが調査や研究の末にたどりついた現時点の事実であって、今この時にもその先の真実の探求に日夜挑戦している人が世界中にいる。その挑戦には終わりはなく、リレーのようにたすきでつながれている」

 

この気づきで、自分の世界が広がったように感じたのを覚えています。

 

成長し続けられる環境が大事だということは、医学部に入って痛いほどわかっている。

でも、自分がいつどこにいても、謙虚さと勇気さえあれば、成長し続けられるし、世界にも挑戦できる。

だからこそ、どこであってもそんな挑戦ができる実力をつけよう、そう思いました。

 

自分やまちの未来を広げてくれる「生涯教育」の楽しさと大切さに気づいた瞬間でした。

 

そういった勉学の生活の中で「今の勉強が未来につながっている」という実感や、「本当に自分が成長している」と感じられることに、面白さも見出せるようになっていきました。

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